名章に聞く 時計と哲学
チャン・ソンウォン名場インタビュー第2弾
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名匠に聞く -
時計と哲学 そしてバイバー

Q1. 時計を扱って55年以上と伺いました。その長い年月の中で時計への思いはどのように始まり、変わってきたのでしょうか。

A. 私の時計人生は本当に偶然のきっかけで始まりました。中古のブレスレットを自分で加工して販売する仕事をしながら時計と初めて縁ができました。当時は指紋がすり減るほどブレスレットを磨きながら仕事に没頭していた時期でした。
そんな中、中古ブレスレットを取引していた時計修理店で受け取った時計部品が私の時計人生の始まりでした。

一人で何万回も時計を分解し組み立てながら時計と修理への愛着が深まり、今では単に時計を修理する技術を超えて時計にまつわる時間や記憶を蘇らせることへの使命感も持っています。

Q2. 名匠の基準で良い時計とはどのような時計でしょうか。ブランドや価格とは別に。

A. 私はいつも「正直な時計」が良いと言います。外見は立派でも中を開けてみると組み立てがめちゃくちゃな場合もあります。逆にシンプルですが設計通りに正確に動き修理もしやすい時計も多いです。結局は基本に忠実で構造が論理的な時計 そういった時計が長持ちします。

そして私は常にこう考えています。修理に王者はいません。どんなに長くやっていても油断すればミスをしますし、常に勉強し研究しなければ腕が落ちてしまいます。良い時計を選ぶ基準も同じです。「よく作られた時計」を見抜くには私自身も常に謙虚に学ぶ姿勢が必要だと思います。

Q3. 今この瞬間、たった一つの時計を選ぶとしたらどの時計を選びますか。

A. 一つだけ選ぶなら私はジャガー・ルクルトのレベルソを選びます。クラシックな美しさもあり、裏返す構造のように見せるものと隠すもののバランスが哲学的だからです。修理する際も非常に繊細で敏感なので私を緊張させる時計です。そんな時計を毎日着けていれば技術者としても常に初心を忘れずにいられると思います。

Q4. 今回のバイバーとの協業は名匠にとってどのような意味がありますか。

A. 私は今回の協業が単なるビジネスではないと考えています。韓国の時計市場の中でバイバーとチャンソンウォン時計がそれぞれの役割を明確にし、お互いを傷つける競争ではなく共に生かす共存の構造を作る始まりだと見ています。

バイバーはデジタル基盤で取引の透明性とアクセス性を担い、私はオフライン現場で実際の鑑定 修理 教育を通じて信頼と深みを担う役割を果たします。それぞれの強みを活かし補完し合い協力する方法こそがこれからの時計文化形成に不可欠な構造だと考えています。

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